就活サイトからのメールに自分の名前が入っていることについて

「山本XXさんが知らなかった、いい企業がきっと見つかるはず。」

という文章が入ったメールを今日受け取りました。今回に限らず、こういったことは就活サイトのメールによくあることです。

なぜこれに疑問を持つか。たしかに私は本名を含む個人情報を教えて、情報をくださいとメールマガジン等を登録しました。でも文章の中に本名が入っているというのが、どうも気持ち悪いのです。

メールの最初に名前が書かれているならまだ分かります。ああ、自分に来たメールなのだなと。でも文章の中に書かれていると、あたかも「あなたに」送っていますよという圧迫感がある。

おそらく広告費を払うことで大手企業などは就活サイト登録者にサイト運営者を経由して説明会などの告知ができるのでしょうが、そういったメールには特にこの本名を本文に混ぜるやり方が多いです。

つまり、まるであの大企業のXXXXが「わたし個人に宛てて」メールをしてくれた……ような錯覚に陥るわけです。いいえ、陥らないのですけど。だってそんなことありえない。就職活動をしているみんなだって、就活サイトの運営が企業から広告費をもらって簡単なテキスト処理とメールシステムで送信しているんだって分かっているはずです。

分かっているなら、そんなことしなければいいのにと思いませんか。たぶんネットに毒されている(笑)からだと思いますが、こういうことが白々しく思えて仕方がありません。たぶん本質的な問題がたくさんあるのでしょうけど、こういう表面にばかり目が行くのは僕の性分というか、バカの揚げ足取りみたいなことなんですけど。

どうでしょうね。ほかにこういうメールをもらっている人は、なんか気持ち悪いなって気分にはならないのでしょうか。

たとえば最初に引用した文章なら……

「山本XXさんが知らなかった、いい企業がきっと見つかるはず。」

これを

「あなたが知らなかった、いい企業がきっと見つかるはず。」

こうしてもいいわけです。でも上の方が効果的だから、メールを配信する側もそうしている。下の方は広告の文句として良くありますよね。特定の個人に伝えることはできないので、あなたという言葉を使う。それでいいんじゃないかなと思うんです。名前はやりすぎなんじゃないかと。

本名を出すと、やっぱり「あなた個人に」という表現になるのでは? 確かに普通の広告とは違って、メール受信者みんな個別のメールボックスに届くわけですから、個人に出すというのは間違っていないのですが。

あなた個人に……というと、スパムメールなどで「鈴木です。仕事の件でご連絡を……」みたいな、ビジネスメールを装ったメールがありますが、これを想像してしまうんですね。

ちょっと今頭がキンキンしているので話が繰り返されたりまとまってなかったりしますが、まぁただの僕の感想です。

名前を知っているんだから名前で呼びかけたっていいじゃないかという気もします。スパムメールなら相手の名前を特定して送信することなんてしませんから。

それでも、たいした労力でもなさそうだし(名前部分を置き換えるだけ)、わざわざ名前使うなよって思っちゃうんです、いつも。びっくりしちゃうんですね。ようはそのびっくりを誘っているのでしょうけど、何気なく情報を受け取っているのに、こういうことで驚かされるとちょっと個人的には不快だなぁと。


うーん。その広告が効果的かどうかとか、具体的に論点絞って考えたほうがちゃんとした文章になるのかも。これじゃあただの文句だし。

「ぜひ、説明会に足を運んでいただき、山本XX様にお会いできる事を楽しみにしております。」

ちっ! どうせ登録者全員に同じメール送ってんだろ! バカにして!