彼女は言った

彼女は何のために裏切りの証明をしたのか。そうすることで絆が深まると感じたから? それでも私を愛してと言いたかったから?

どちらかと言えば、彼女はより効果的に男を騙すため演出としてそうしたのではないかという気がする。

だがそこまでできる潔さというか、それでダメだったらもうそれまでってことを考えると、やはり痛々しい感じもする。

痛い。彼女は自傷している。

それは歌うためだ。すべては歌い続けるという自由のために、彼女は自分を必要以上に傷つける。また、そうしなくては現実生きていかれないというのも事実……なのか?

彼女が年が明けて帰ってきたとき感じていたことは何なのだろう。なぜその歌には心が入っていたのか。


彼女はすべてを受け入れてくれる他人を見つけて笑わなくなる。やっぱり彼女は……というか、彼女も病気なんだろう。

鬱シナリオと鬱病的シナリオは違うものじゃないかとか考えた。鬱展開はこちらを鬱にさせるが、鬱病的展開はキャラクターたちが精神を病んでいるゆえに進むストーリー。というか進まない感じ。


おなかすいた。