何かについて

何かについて考えることが僕は少なくなった。たとえば恋愛とか、友情とか、そういう漠然としたものについて。かといって具体的なことを考えているかと言うとそうでもなくて、いつも僕が考えるのは自分の至らなさだ。

恋愛について書いていたこともあった気がする。僕にとって恋愛はどういうものなのかということについて、本当に考えなくなってきてしまった。僕はそのことを嫌なことだと思っている。僕は恋愛がしたい。

僕が恋愛のことについて考えなくなったのは、きっとそれを真剣に考えることができなかったからだ。それでも書きたかったのは、僕なりの見栄だったから。ただの見栄になるかもしれないなと思って書かなくなって、そのうち見栄を張ることもなくなってしまった。

でもあいかわらず僕は恋愛に時間を割いている。現実より妄想の方が9割だったとしても。

彼女がいなくて寂しいという思い。これは僕の中にある仮の感情なのだろうか。仮の感情なんてものがあるのだろうか。

仮に思う。誰かが言っていたからそうなのだろうと、自分の心を推し量る。それとも自分の中にあるものだから、その情報に惹かれるのだろうか。


でもこの文章は寂しい。