気持ちよく挨拶できる環境

あいさつすると気持ちがいいっていうのは、気持ちいいあいさつができる環境があるから、言えることだと思う。

運動部などに入った経験があると、自分より上の立場の人にあいさつをしないでいるのは気持ちが悪いと感じることがある。だけどそういう気持ちを持っていない人にとってみれば、あいさつなんて改まってするのは逆に気持ちの悪いことだ。

多くの人がどちらの感覚も持っていると思う。運動部に限らず、出会ったのにあいさつがない状況というのが気持ち悪く感じるときはあるし、逆にわざわざあいさつするのも気持ち悪いって思うこともある。

ただ……あいさつが好きな人の主張としては、あいさつというのは当然のようにあるべきことだし、「しないよりも、したほうがよいもの」であるらしい。僕もそれには、とくに異論はない。

だけどあいさつ嫌いな人間からすると、わざわざあいさつなんてってことも思う。僕はあいさつが嫌い。あいさつというものに、あまりいい思い出がないからだと思う。

あいさつしなくてもよい状況や集まりのほうが、僕にとって居心地が良かったっていうのがあるんだと思う。

べつの話だけど、あいさつが空気を止めてしまうこともある。適当な話をしている集団にあいさつをして入ると、入った人間に説明などを要することがある。それよりも、適当にきて、適当に話を聞いて、適当に割ってはいるくらいのほうが流れとしては好き。

あいさつをしたくないって言うのではなくて、あいさつをしないで適当に出たり入ったりできる集まりっていいよねっていう話。そういう人の方が僕は長続きしている気がする。あいさつ大事とか主張する人も過去にはいたけど、個人的な付き合いであいさつをするって、結局そのつどそのつどで、関係が切れている気がする。

あいさつをしないってことは、「またおまえか」的なニュアンスなんだと思う。2chなんかだと匿名だから、仮の「おまえら」みたいな認識があって、それが個人同士にもあるんじゃないかっていう。

あらたまって話さないとならない関係ならあいさつも必要だと思う。でも、あいさつは大事、だから良好な関係にはあいさつが必要っていうのは違うんじゃないかって思う。

結局のところ、そういうことを議論していたからダメになったんだろうと、昔のサークル仲間を思い出す。


それはそれとして職場におけるあいさつというものに対する自分の態度というのも決めておかなくちゃいけないんだけど(新入社員なので)、これについては、「不健康だと思われないように」あいさつをするというのが今の僕の思うところ。

元気ないのかって聞かれることが多いのだけど、僕はそんなに不健康そうにしているのだろうか。元気ではないけども……。


個人的にはやっぱり、あいさつなんていう習慣なくなってしまえばいいと思う。なくなって、というのは違うか。なければよかったのにね、っていう。だってそうすればあいさつで悩むこともなくなるでしょう。

そうなると生まれてこなけりゃよかったのに、に繋がるので今日は寝てしまおう。夢でも見よう。

イラスト コミュニケーションサービス[pixiv(ピクシブ)]

底抜けに幸せな夢を見て死にたくなるのだった。アリスちゃんかわいすぎる。