XXXXさん、こんにちは

騙されることにマヒしていることって問題だと思います。就活メールで「XXXXさん、こんにちは」という、企業を偽ったメールが届くわけです。実際には就職サイトの人がテンプレで作成しているのですが。もちろん人間が一切かかわらなくても作成できるのですが。

じゃあすべての人間に人事が手書きでメール出せよって話なのかと言うとそうではなくて、ようは「XXです」とか「XXの件はどうなりましたか」っていう迷惑メールと同じ技法を使っているということですね。

その手口の巧妙さ……言い換えれば狡猾さとも。つまり技術はどうあれ「騙す・騙されない」ということと「買う・買わない(興味を持つ・持たない)」という関係は表面的に見れば同じことなんですね。

つまり、たとえば就職関連のサイトが企業への勧誘活動を正しく行っているとしても、そのやり方は「近所の女の子をXXしませんか」と同じであるということです。

これは同じ「電子メール」というツールを使っているというのと同じことです。同じ言葉を使っているということと同じ意味です。だから意味なんてないのですが……。

つまりつまり、僕は「おいしい水というものは人の親切あふれる街に宿る」ということを信じているわけですね。声をかけるとおいしくなるというのを信じているのです。それがどれだけ馬鹿らしいことだと思っていても。それが親切から営利や詐欺に代わったとしても同じことですよね。

そういうことに気づきました。別に批判でも何でもありません。こんなよい子に育ってしまって……死にたいです。