漫画家自身はどうだっていいけど

だけどいつも鬱々とした日記を書いている漫画家さんが売れたとたんにハツラツとし始めたら、それはそれで嫌だよね。いい漫画が読めるならそれはそれでいいんだろうけど、今まで血反吐として書き出してきた作品が、これからはただの作風になってしまうのかなぁ、とか。

そんなのだってただ読者の勝手な妄想なわけだけどね。鬱々としてようがそうでなかろうが、どっちにしたって創作仕事に就いている人間を羨ましく思うのはしかたのないことでして。だってそりゃ、僕たちの人生の半分以上を占めているわけですからね。

だからこそそれを仕事にするか否かといった選択になるといろいろと議論されるわけだけれども。もちろん、才能のない人が諦めざるを得なかったために騒いでしまうということもあるでしょうが。

僕は漫画家にもエロゲライターにもイラストレイターにも憧れはあります。これも先日から書いているような恋愛の話と同じようなものです。

とくにそれといったきっかけもなかったし、セックスを熱望するような気もない。あるとすれば抱きしめてよしよしいいこいいこってしてくれるリッチャンを望んでいるだけ。

現実には、そういうことをするにはがんばらなくちゃいけないし、べつに憧れて真似事するだけでもよっぽど満たされるわけで、わざわざ確固たる信念や才能や技術があるわけでもないのに低収入な道を選ぶ必要もないでしょう、と。まぁ、今だってそうとう諦めムード出しながら就職活動してるけれども。

それでもきっと僕は恋愛も創作もいつまでたったって諦めないと思います。死ぬほど忙しくなったらどうしようもないけど、それはそれで仕事に恵まれていると思ってもいいわけだし。死んだら嫌だけど。

いつか恋愛ができるかもしれないっていう希望とか、憧れとか、そういうものがなくなることがないように、絵を描いたりお話を書いたりすることをやめたりはしないと思う。それが売れようが売れなかろうが関係なく。ほかに楽しいことだってそれほどないのだし。

だからと言ってそれを自己PRに書くべきではないなと思った。このまま書いたわけではないけど……。これはあくまで僕の個人的な、今現在での一番大切なことであって、人事にはあんま関係ないんだもんな。もう少し考えたほうがよかった。少しは実生活で得たものもあったようなものを!

……こうやってブログに書けるくらいには立ち直ったり立ち直ってなかったり。というわけで、今から会社説明会に行ってきます。