働かないで生きていける方法を探す

働かないで……というのは、自分自身で「働いている」って思わなければいいのだから、今の仕事だって働いていないと言えば働いていないのだし、ようは気の持ちようなのだけれど。

僕の考える「働かない」は、ずっと家にいられて、好きなときに好きなところに行けること。その状態で、かつ食うに困らず、住に困らずできればよい。

これは難しいことだろうか。難しいことなのだろう。でもこれ以上に僕が考えたい問題は、今のところ存在しない。

一人でもできて、どこにいてもできる、そんな仕事を僕は作り出さなくてはならない。もちろんこんなこと夢のような話で、でも夢というのは志向になる。夢についてはよく考えた方がいいんじゃないかと思う。


ようはお金が欲しいのだ。人の一生には、どれだけのお金がかかるのだろうか。

現実的な解決として、自身が一生に使うお金の額を決めて、その金額まで必死になって貯金し、あとは仕事をしないで暮らすというのがある。もちろん、仕事をし続けていないと、いざというときに困ることがあるかもしれない……が、いざというときに困るのは仕事をしていても、していなくても、同じことではないのかという気もする。

そのとき手元にあるお金と、仕事を続けて得られると期待される給与とでは、額面は同じでも価値は違う。今現在一生分のお金を手に入れるためには、おそらく僕が死ぬまで働くよりも多くの時間が必要だ。だから一生分のお金を貯めて、そのお金を切り崩して生活するというのは現実的ではない。とはいえとはいえ、働ける年齢まで働けるかという保証もなく、また、必要なだけのお金が貰えればいいという仕事というものはないような気がする。


生きてる意味あんのって感じがしてくる。危険です。