とってもきれいな

どう書けばどうなるかということをタイトルを書きながら思った。僕は今とてもナーバスになっていて、そういうときはすごく文章が書きたくなる。だけど夜更かしして書いた文章なんて、すごく気持ち悪くなる。こうやって、自分の文章を気持ち悪いと言っているさまが、気持ち悪いもう。では僕はどうしたらいいのか。とってもきれいな、という何かを書きたいのだけど、じゃあ何を書けば、詩的にならないのか、詩的になるのか。浮かんだ言葉をそのままテキストにしている。

なんなら思い切り人のことを気にしないで、昔のように書いてみたらどうかと思う。昔。昔だって同じように僕は書いていた。どう書いたら愚かしく思われないのか。どう書いたら愚かしいと思われるだけで済むのか。僕はそして愚かなままだ。夜。ラブレターを書く僕は、バレンタインの前日にまたラブレターを僕自身に書いている。僕は夜更かしをすればいつもラブレターを自分に書いた。一人称が僕の自分にたいして俺の僕が私に変わってラブレターを書いて破り捨てる前にブログに投稿して、後で読み返した。これで最後にしたかったと毎日思う。

たぶん僕はもうどこにもいけやしないんだってすねてみます。耳をすませば虫の声が聞こえて、今日の満月がカーテンの隙間からまぶしく光っていた。いつかのラブレターは彼女に届くこともなく、僕はそれを繰り返し思い出す。思い出さない。今思い出そうと思うから思い出す。僕は何を書いただろう。彼女を好きになった理由を書いたのだろうか。違うんだろうと思う。どうせ僕は同じことを表現したはずだ。

僕は、と。