絵を描くことについて

鼻歌と同じだ。絵を描くのは、絵を描くそれだけの行動なんだと思う。

どっちかと言えば文章の方が僕から遠いところにあるような気がする。たぶん文章は書かないでいられる。趣味として。

上手くなりたいと願って実際に行動を始めた時期から、僕はもう一生懸命絵を描かないでも、上手くなくても描き続けることができるのではないかと思い始めた。それもまた甘えというか怠け癖なんだろう。そのせいで僕は頑張ろうとすることをやめてしまった。

頑張るべきことがあるということが嫌なのかもしれない。頑張るとか努力とか、そういう言葉そのものを僕は嫌っていた。学校の先生への反抗心からだったと思う。だけど、実際に頑張ってて努力して、っていうのが切実に感じられるのは、いつだって苦しい思いをしている人とか、要領の悪い人だ。そういう思いをしたくないからという理由で僕は努力という言葉をまた嫌いになる。

やるべきことをやれば文句は言われない。しかしやるべきことさえできない人だっている。最低限はどこで区切るのか。それはきっと、最低の人ではないのだ。世に言う普通の人、それが最低限やらなくてはならない人、最低限をやっている人というのの見本。

そんなふうに考えると僕はたまらなくって、何もしたくなくって、世界なんて吹き飛べって思う。吹き飛ばないから布団に入って一時仮眠をとる。目覚めると体が重くて、寝る前に持っていた不安なんて解消されるどころか蓄積されている。


ちょっとトイレ行きたいので途中だけど終わり。終わりなんて最初からないけど。