行き詰まり

夜更かしすると過敏で過剰になって麻痺するので、文章を書きたくなります。

僕は行き詰っているのではなくて、上手く説明できないけど、とはいえ、最初から動いてはいなかった。

僕は志して、いくらか何かをして、形にならないまま今日がまた来た。明日がまた来る。

そういうふうにしか僕は生きられないのだろうか。僕の理想はどこにあるのだろう。抽象的な言葉、生きるとか、理想とか、そういう言葉で僕は昔からごまかして来ただろうか。それが僕の一番嫌うことではなかっただろうか。

とはいえ、とはいえだ、僕は少し困っている。このままだと僕は何も書けなくなるんじゃないかという心配がある。この心配は、かなり昔から抱えているし、そんなこと考えていないときには、まったく考えもしないことだ。ようは、忘れるまで楽しいことしていろってことで、悩みなんて身体が本調子じゃないから出てくるもので、メシ食って眠れば……それで解決することでしかない。僕は本質的な悩みを持たない。

何が問題で何が問題でないかということは、ひとによってそれぞれ違う。本を読むことが知識を広げることだと思っている人もいれば、人と触れ合ってこそ人として大切な何かを学べると思っている人もいる。だから、僕みたいに、淡い希望を持ちながら他のどんな悩みも本質ではないと断言し、ただ絵を描きたいということや小説を書きたいという憧れだけで生きるというのも、ひとによっては(というか、まぁ、世界に生きる人間の大部分からすれば)幸せな生き方なのだろう。

ベースのよいところは、弦が錆びても突然切れたりしないってことだ。ギターは細い弦が切れたりするけど、ベースは弦が太いから大丈夫。とはいえもう勝手から何ヶ月たった? 半年は経ったのだろうか? いいかげん張替え時なんじゃないかって思わないでもない。でもまぁ、大して弾いていないし、弦が錆びるのは僕が手に汗をかきすぎるせいだ。我慢してもらおう。

そういえば、まだマイベースに名前をつけていなかったな。何か名前をつけなくてはいけない。何かよい名前はないだろうか。ちなみにパソコンは、花の名前で統一している。

よい名前を募集しています。ここのコメントとか、Twitterとかで案を出してくれたら嬉しいです。

それで、僕は何が言いたいかと言うと、これで満足できないか? ってことです。いや、満足している。満足しているのだけど、じゃあ満足しているのだから、この現実について思い悩むのはやめにして、ちゃんと身体を動かしましょうと。手を動かしましょうよ、と。そういうことですね。

たぶんそれができる人って、僕とは情熱の量が違うんだと思う。感動の量が。僕は覇気がないと言われるので、僕のほうに問題があるのだろうけど、とにかくできる人とは心の動きの頻度が違うんじゃないか?

僕だって、何かをしたいとか、何かをしなくちゃって思いはある。今だってそう思っている。だけどそれがちゃんと行動に繋がらないのは、魂が、そう、魂が! 震えてないからだ。僕には熱い魂というものが欠けている。

問題は、そう本当の問題は、僕がそういう熱い魂とか、努力とか、根性とか、そういうのが圧倒的に欠けている人間であるにも関わらず、そういうのを信じていて、そういうのでしか自分は救われないのだと信じていることだ。いや、もちろん人によっては、そんなことで救われる問題、問題でも何でもないですね、要は勇気がないんでしょ? ってことになるんだけど、というか、そうなんですけど、それが本質なんですよ、きっと。

僕は感動からしか魂を揺することができない。知識欲や、性欲などからは、何かをしようとは思えないのだ。これは僕の本能が少々やられていて、唯一心について学ばされてきた学校での道徳教育というものが、そうさせているのではないかというのが最近の僕のマイブームです。とくに欲望を押さえ込んでいるという気はしないし、よいことだからやっているというのでもない。というか、たぶん善悪というものも少々やられているように思える。何が善で何が悪かということを考えないし、それがとくに大きな問題になるとは思えないのだ。というか、まぁ、思いたくないという本音があるのだけど。

ないことを論じようとするのは骨が折れるものです。僕はこんなことを長いこと続けてきました。僕はもっと、具体的な、実際的な、人に認められるようなことをしたい。人に認められることが目的と言うよりも、人に認められたい、そう思いたいのです。セックスがしたいのではなくて、セックスしたいと思えるような、大切にしたいと思えるような、そんな素敵なひとに出会いたいんです。

でもそれは、だからモテようとするために努力するとか、そういうこととは違うんですよ。モテようと努力するっていうのは、そのまま直接、目標に向かうということです。僕は目標に向かいたいのではなくて、目標に向かいたいという気持ちが欲しい。あるいは、目標の向こう側を妄想しているのです。そんなわけで、ナンパも合コンもまったく僕には魅力的でない。もしかしたら、異性に興味を持つということでさえ、僕にとっては魅力的なことではないのかもしれない。末期だ。いやまだ若いさ。平気平気。