無題

文章を書くってことがもう僕にとって日常ではなくなってしまったようで、わずかにでも書きたいことがあればとりあえずTwitterに書いて終わりにしてしまうそんな毎日。とても不本意です。

文章なんて書かなくても実際のところ困らないって思うのだけど、普段書いていないと、ふと長い文章を作ろうと考えたときに抵抗感が出てきてしまう。その点だけはちょっと後悔してて、やっぱり少しでも、まとまった文章を日常的に書いておいたほうがいいなって思う。

とくにプライベートで書くことも思い浮かばないので、仕事のことでも書いてみたい。たまには。

仕事。僕の仕事はプログラマーという名のパソコン便利屋と言ったほうが正しいような感じで、そんなふうに言ってしまうのは今の仕事に満足していないから、というわけでもないですが、なんにせよ僕は仕事というものが好きではないので自分の仕事に関して意義みたいなものを見いだせないから、貶している感じです。

僕が入社してから、というわけでもないのでしょうけど、会社では仕事がなくて、自社で持っているパッケージソフトVBに移植するという作業を一年間にわたって行っていました。自分としても一年は掛かり過ぎてたように感じるんだけど、帳票が無駄に多いので、そのレイアウトなどで時間がかかった感じです。結局、この移植したソフトは僕としてもちょっと信頼性に欠けまくるし、これまた他の自社製ソフトとの連携が取れないので、使われることは今後もないのですが、VBだけを一年間書いていたという経験は僕に、言語への愛というものを教えてくれるものとなりました。

ちょうど一年程度そんな無為なことを続け、もしかしてVBオブジェクト指向言語なのかってことに気がついた頃、やっぱり会社に仕事はありませんでした。途中で一度、エクセルのデータを処理するソフトを作ったのですが、それもいつの間にか使われないことになりました。

仕事が無い仕事が無い言っていないで、自分で仕事取ってこいって感じしないでもないですが、僕はさほど仕事が好きではないので、そんなやる気は出ませんでした。

二年目も同じような状態だったのですが、一年目のように確たる目標もなかったので、僕は適当に自主勉強を始めました。僕のいる会社は、仕事がない場合にとくに何をしていても構わないようで、一日中何かよく分からない本を読んでいても文句は言われません。僕は新卒入社なので他の会社のことは知りませんが、どこもこんな感じなのでしょうか、わかりません。僕が上司だとしたら、あまり取り留めなく勉強しているようなら、何らかの指針を与えると思うのですが、たぶん僕の勉強してるよ感が伝わったのでしょう。あんまり関わらないでくれ感かもしれない。

それで何を勉強したのかっていうのは、正直あまり覚えてないです。やっぱりこうなったときに、ちゃんと形のあるものを作っておけば、何々を勉強したとか書けるので有利だと思います。きっと自信にもなる。実にもなる。みなさんも勉強したら、その勉強したことを利用して何か作ってみるのがいいと思います。

仕事以外のところでも僕は比較的何もしなくなりまして、毎日ちょっと朝を呪いながら生きていました。

とくべつなオチもなく二年目が終わろうとしています。数ヶ月くらい前からPHPで簡単なプログラムをして、それについては納品を行うことになっています。なのでこれが僕にとっての、はじめて一から作って実際に使われるソフト(サービスか) になるのですが、これもCMSに軽く手を加えた程度のものなので、自分で作った! という気分にはなれません。というか、また酷いものを作ってしまった、という気分にしかならないで、その点はどうでもいいんです。一から作っても自信になんてならない。

なんにせよ今まで、プログラミングをひとりでやる時間を持てたことは僕にとってはいい経験です。大したものは作れませんが、どうやって作るのかという見当は付くようになったと思います。たとえそれが画面遷移ごとにベタにプログラムするようなクソい見当だったとしても、作れないよりはマシだと僕は思うので、そのへんに関しては僕はコンピュータの利用という面でひとつの自信を持てたのではないかと思います。

しかし同時に、僕が作るべきソフトなんて、僕が書くべきプログラムなんてないなって思いがだんだんと強くなっていくのも事実です。Excelとマクロで作ればよくねって思う仕事が、この世には数限りなくあるような気がします。あるいは紙に書いてファイリングしとけばよくねって思う。

仕事の大小というものにこだわっているわけではないのですが、本当は小さい問題を大きなものとして扱って仕事を発生させようという世の中の風潮にはちょっと気分が悪くなります。もちろん自分のいる会社のことを言っているわけではないんですが……。ちいさな問題を簡単な方法でさくっと解決できるのがコンピュータのいいところだと思います。一般的には。

僕にとってのコンピュータのいいところってのは、ひとつの目的に対してたくさんの方法があるっていうところです。一日中パソコンの前にいるクソみたいな僕の生活からもわかるように、その目的、目標がなんであっても構わない。つまり本末転倒みたいになってる。デジタルで表現することのおもしろさってのは、でもたしかにコンピュータという道具を目的にしてしまう力があると思います。良し悪しとは別に。

やっぱり文章を書く力が下がってると感じます。ひしひし。なんだか言いたいことがあっても文章を書くのが億劫で長く書くことができない。むかしは、ごまかしながらでももう少し長く書けたような気がするんだけど。