心と身体を真ん中に

なんとなく心や身体がしっくりこないことがある。何か具体的に嫌なことがあるとか、体調不良とかじゃなくって、ただしっくりこない感じ。落ち込んで沈んでいるというのとも違う。

それで、そういうときに僕はどうするかというと、あることを心がけるようにしている。心か、あるいは身体、どうにも変だと思った方をとにかく「真ん中に」 と考える。

これは別に、そうするのが正しいとか推奨するとかいう話ではないです。ただ僕がそう考えるってだけです。

ちょっと色々とあって最近は考えることが多いはずなんですけど、僕は逆にできるだけ自分で考えないようにしています。これもおすすめしてるわけじゃないんだけど、でも短絡的な、どこかで見聞きしたような主義主張を喋ってしまうのが僕は怖くて、それで何も考えないようにしているんです。

そんな僕でも、やっぱりこういうふうに他人と自分みたいなことを考えざるをえないんです。話が変わりますけど、ここのところ電車の本数が少ないので自転車で通勤しています。自転車は自分の力で動かします。単純なのでとても楽しいです。他人と自分の問題とかを考えずにすみます。運動不足の筋肉の痛みと、耳鳴りとめまいと乱れた呼吸と、そういうのだけを感じて、他のことを考えられなくなる。


僕が心と身体を真ん中に、中央に、ニュートラルに、って考えてるとき、大抵の場合すでにそうなんです。心や体調の振れ幅が少なすぎて、逆にそのことに戸惑っているんです。びっくりするくらい僕は平穏を感じていて、でもそれが嬉しくなくて、悲しくもない。

だから僕が真ん中にって思うのは、この変な気持ちを、変な気持ちだと思わず、普通の状態なんだって確認するためなんだと思う。